横浜ランニングコース第三弾は廃線巡りです。山下臨港線と東急東横線の廃線跡を走ります。
目次
コース概要
山下公園から山下臨港線プロムナード→汽車道→桜木町駅→東急東横線高島町駅跡付近の約5kmのランニングコースです。
特長
ランニングしながら横浜中心部の廃線巡りができることです。廃線鉄の方向けにおすすめです。
主な観光スポット
ランニングの最中に立ち寄れるスポットです。
- 山下公園
- 山下臨港線プロムナード
- 横浜赤レンガ倉庫
- 横浜ワールドポーターズ
- YOKOHAMA AIR CABIN
- 汽車道
- 日本丸メモリアルパーク
- 桜木町駅
- 二代目横浜駅遺構
次の廃線跡を巡ります。
- 山下臨港線
- 東急東横線(桜木町〜高島町)
山下臨港線は、1965年に国鉄山下臨港線として開業し山下埠頭まで走っていた貨物線です。1980年に開講120周年記念でSLが走っていた時の動画がありました。
その後、1986年には貨物線が廃止され、その後、横浜博覧会の期間限定で横浜博覧会臨港線として復活しています。今回は、この横浜博覧会臨港線動画とは逆コースを走ります。
東急東横線は2004年横浜高速鉄道みなとみらい線開通時に横浜〜桜木町間が廃止されました。現在は横浜から東白楽の手前まで地下になっています。今回は、旧高島町駅まで走ります。
コース詳細
今回のスタートは山下公園です。横浜人形の家に抜ける手前に高架の跡と思われる通路から走り始めます。この通路は途中で終わり階段で下に降りれるようになっています。


降りた後は、高架下が通路になっているので走ります。突き当たると、山下臨港線プロムナードの入口になります。



山下臨港線プロムナードは、山下公園から横浜赤レンガ倉庫までの山下臨港線高架をそのまま遊歩道にしたものです。休日の昼間は多くの人が歩いていますが、ランニングしている人も多く見かけます。高架から降りた後は横浜赤レンガ倉庫に行く橋(新港橋)がありますが、歩道は線路が残ったままになっています。この橋は常に人でいっぱいですので走らず歩いて渡りましょう(写真はたまたま人が少なかった時に撮影)。



橋を渡った後は、まっすぐ行くと横浜臨港線の終着であった横浜港駅(プラットフォームが残っているある)ですが、横浜赤レンガ倉庫の前の信号を新港中央広場側に渡ります。
ここで線路跡はどこに行ったか見失うのですが、新港中央広場内にありました。赤レンガ倉庫側から広場を突っ切ってホテルナビオス横浜に向かって線路が伸びていました。このまま広場を抜けて、ナビオス横浜側に走っていきます。


万国橋交差点をナビオス横浜側に渡ると、ホテルの下にぽっかり穴が空いて線路跡が伸びています。これが汽車道で日本丸メモリアルパーク入口まで続いています。横浜博覧会臨港線はここを走っていたことがイメージできます。


ナビオス横浜を抜けるとYOKOHAMA AIR CABINの運河パーク駅があります。ここから桜木町駅前までモダンなデザインのロープウェイが走っています。2021年に開業して以来ロープウェイを斜め上に感じながら汽車道をランニングしています。


日本丸メモリアルパーク横を抜けると、日本丸交差点に着きます。ここを桜木町駅方面に走って、今度は、東急東横線の廃線跡に向かいます。
JR桜木町駅を抜けると西口に出ます。ここからは遠くに東横線跡地遊歩道が見えます。道路側には高架線跡のスタート地点があります。遊歩道に向けて走っていきましょう。


遊歩道は高架上になり紅葉坂交差点まで続いています。横には京浜東北線が並んで走っています。

紅葉坂交差点で遊歩道が終わり、階段で下に降りると高架線下の歩道を走ります。かつては高架線下の壁に絵(落書き?)が描かれており、ガード下アートなどと呼ばれていましたが、今ではほぼ何も描かれていません。夏は陽射しよけになって、若干ですが暑さを凌ぎながらランニングすることができます。

このまま高架が終わり高島町交差点まで辿り着きましたが、高島町駅跡には歩道用高架橋を渡ります。渡った先のマンションには横浜駅二代目遺構があります。マンション敷地内にありますが、自由に入ってよさそうです。


このマンションの横が高島町駅だったようです。マンション横の高架下が駅入口。少し歩いた先には、高架上にホームが残っています。


今回の廃線跡ランニングはここまでですが、東急東横線の廃線跡は横浜駅から東白楽駅まであるので、別の機会にご紹介できれば。
ランニング日時:2023年7月16日10:01AM(スタート時刻)